自分の設計要件に最適なファスナーコースを選択するコツ

機械式ファスナーの役割は設計プロセスにおいて非常に重要であり、エンジニアは効果的な設計を作成するために、その使用例とアプリケーションの可能性を十分に理解しておく必要があります。

ファスニングソリューションを深く理解することで、エンジニアは設計を最適化し、生産時間、コスト、製品のサイズと重量を削減することができます。

設計段階で適切なファスナーを選択することで、コストのかかる加工ミスのリスクを軽減し、製品の市場投入までの時間を短縮するなど、多くのメリットが得られます。

ファスナーに関連する知識を包括的にカバーするトレーニングコースを受講することで、自信を持ってニーズに適したファスナーを評価・選択するために必要な知識を得ることができます。とはいえ、このようなコースは様々な場所で提供されているため、どれが自分に最適か見極めるのは難しいかもしれません。

そこでこの記事では、自分に合った機械式ファスナートレーニングコースを選択するために考慮すべきポイントをご紹介します。

1. コースの内容と関連性

ファスナー技術のコースを選択する際に考慮すべき最初の要素は、コースの内容と自分の仕事との関連性です。

ファスナー技術は非常に幅広いトピックです。コースによって、ファスナーの選択、設計、分析、試験など、さまざまな側面に焦点が当てられます。機械式ファスナー講座の中には、特定の種類の技術に関する基本レベルの理解を必要とするものもあれば、基礎レベルからスキルと知識を身につけることができるものもあります。

選択したコースが必要なトピックをカバーし、自分の知識レベルに適しており、自分と関連性のある分野での最新情報を提供していることを必ず確かめましょう。

PEM®のFastenerClass®は、受講者がファスナー技術の可能性を深く理解できるよう専門家によって設計されています。

セルフクリンチング理論入門などの基本知識から、コンパクトエレクトロニクス用ファスナーなどより専門的で特殊なトピックまでを広くカバーしていますので、お客様のニーズに合ったサポートとガイダンスを見つけることができます。

2. コースのアプローチ

コースの関連性と同様、教材や学習方法に対するアプローチも重要です。受講者の興味を引くような講座内容でなければ、せっかく知識を得てもそれを維持することは困難です。 

FastenerClass® で提供しているコースのアプローチは、受講者の製品にとってメリットとなる代替ファスニングソリューションの能力を紹介することに重点を置いています。従来のエンジニアリングコースとは異なり、FastenerClass®は「何をすべきか」を指示するのではなく、「何ができるか」の扉を開くことを目的としています。

3. 講師の経験と資格

何かを通して得られる知識の質は、その知識が提供されたリソースの質に左右されます。特にスキルアップを目的とする場合、正確かつ適切な情報を、それを裏付ける経験を持つ人から学ぶことが重要です。

そのため、コースを選択する際は、豊富な現場経験と実績のある講師を探しましょう。経験豊富な講師なら、理論的な理解と実践的な知識をバランスよく提供することができるはずです。受講者は貴重な知見、技術的ノウハウ、実例などを通して、コースの内容をより深く理解することができます。

当社のFastenerClass® コースは、ファスナー技術分野で50年以上の実務経験を持つエンジニアの情熱的なチームによって提供されています。各コースのリーダーが独自のアプローチ、業界知識、専門知識を駆使し、専門分野に対する深い洞察と知識を提供するように設計されています。

4. コースの形式と受講方法

機械式ファスナーのトレーニングを検討する際には、形式と受講方法も考慮に入れる必要があります。

FastenerClass® のコースは幅広く、ご自身に合った方法で受講することができます。ほとんどの受講者は、自分の好きな時間に学習できるよう視聴覚ビジュアルプレゼンテーションとして教材を受け取るアプローチを選んでいます。

もちろん、ご希望の方には専門家から直接ビデオミーティングや対面式セッションでの提供も行なっています。こちらの形式は講師との直接コミュニケーションをとって質問をしたい方に人気です。

ファスナー技術のコースの長さは様々で、30分のセッションで必要な見識をすべて提供できるものもあれば、数日、数週間、あるいは数ヶ月のコミットメントを必要とするものもあります。これは受講者がどこまで熱心に学びたいか、そこから何を得たいのかによって変わります。

ご自身のスケジュールと、学習に割ける時間を考慮した上で酵素の選択を行ってください。またコースが対面式で提供されている場合は、時間、期間、場所の利便性も見極める必要があります。

5. コスト

結局のところ、エンジニアにとってのファスナー設計コースの利用のしやすさは多くの場合コストに帰結します。一人での受講をお考えなら、金額を説明して上司に必要性を理解してもらう必要があるかもしれません。あるいはチームでのトレーニングを考えている場合でも、一人当たりのコストは重要なポイントになります。

コースを探す際には、コストと品質は必ずしも一致しないことを覚えておいてください。中には、高品質で有益でありながら、ほとんど費用をかけずに受講できるファスナートレーニングコースもあります。例えばPEM®のFastenerClass® のコースは、顧客である限りすべて無料で提供されています。

FastenerClass® で一歩先に進もう

エンジニアが機械式ファスナーのトレーニングコースを選択する際には、いくつかの考慮すべき要素があります。今回ご紹介した講師のの経験、コースの内容、関連性、形式、期間、費用などは、その一例にすぎません。

質の高いトレーニングコースに投資することで、機械ファスニングの知識とスキルを広げ、キャリアのチャンスを広げることができます。

スキルセットとファスナーの知識を深め、設計と製品性能を向上させる準備はできていますか？今すぐFastenerClass® に無料でご登録ください。