製品情報｜ナット

概要

ナットは、様々な用途における課題を臨機応変に解決することができますが、それ自体は基本的には非常にシンプルなものです。ナットとは、おねじ部品（ねじ、ボルト、またはスタッド）を締めこむことのできるめねじ部品であり、回転トルクをかけて2つ部品をを結合するために使用されます。最も一般的なナットの形状は、内部にねじを持つ六角形のボディで、その長さは通常、ねじの呼び径よりも短いです。回転トルクで絞めたり緩めたりするのに、六角形のボディ形状を利用します。

用途

ナットの形状は、フローティングナット、ブラインドナット、フラッシュナットなど、より特異な種類について説明せずに範囲を絞り込むことは困難であるほど、広く適用可能です。一般的な用途は、アルミポストに標識を固定するような単純なものから、または下水道システムにおいて2つのパイプをボルト締めするといった重要なものまであります。ねじナットの一般的な形状を使用する用途の範囲では、通常、高張力ボルトを使用するか、軽量のプラスチックナットを使用するかなど、設計上の決定ではなく、材料の決定が異なります。

ナットは、接合されるパネルよりも強い材料で接合部を設計する場合に、より自由度が高くなります。

代替ソリューション

ルースナットとボルトを使用する一般的な理由は、1個当たりのコストが低く、組立/分解が容易であることです。多くの用途では、「指締め」だけの固定が必要で、追加の工具は必要ありません。部品数を最小限に抑えることが使用用途に有益な場合は、スチールポストまたは下水管に直接ねじ山をタップすることによってナットを排除することができます。しかし、これには2つの欠点があります。アルミポストの薄い金属をタッピングすると、ねじ山がより軟らかく、より少なくなり、故障のリスクが高まります。さらに、ナットをなくすことで得られるコスト削減の多くは、金属パネルをタップするのに必要な労力によって失われます。

一般的な取付け技術

一般的なねじナットは、おねじと嵌合する取り外し可能な部品です。しかし幅広い用途の中で、金属パネルやPCBにねじを嵌める際、ほぼすべての取付技術が使用されています。セルフクリンチングナットは、単にクリンチングナットと呼ばれるほど一般的です。

PEMの関連製品

当社の製品検索で製造用ナットを検索してください。

クリンチングナット

フローティングナット

ブラインドナット

フラッシュナット

ロックナット

リベットナット

当社のねじナットの豊富なカタログの詳細は、以下のデータシートをご覧ください。

データシートCL：標準形状セルフクリンチングナット

データシートALA：セルフクリンチングフローティングナット

データシート B：セルフクリンチングブラインドナット

データシートF：セルフクリンチングフラッシュナット

データシートLN：セルフクリンチングロックナット

データシートK：SMTおよびブローチ加工ナット

ATLAS®カタログ：ブラインドリベットナット