スペーサー|セルフクリンチング/ブラインド/プレスフィット/表面実装スペーサー|特長と用途|PEMファスナー

概要

スペーサーとは、いくつかの固定方法で、2つのパネルの間に一定の間隔を作るように設計されている多目的ファスナーです。使用用途に基づいて、丸棒か六角棒の材料から加工されています。おねじのスペーサーにはボルトのように外部にねじ構造があり、ねめじのスペーサーにはナットのようにねじ構造が内側にあります。SNAP-TOP®およびKEYHOLE® スタンドオフなど、特定の用途における問題を解決するために、ねじ構造をなくしたものもあります。

用途

スペーサーは一般的に、電気的ショートの懸念があるプリント基板に対して、その問題に対処するために取り付けられます。ゲーム機のハウジングは、基本的に大型の板金でできた導通性の筐体です。マザーボードをハウジングから離すことで、ショートのリスクを排除することができます。特にブラインドスペーサーは、貫通するねじにより内部の部品を傷つける心配がありません。

A threaded and a snap-top standoff both with self-clinching attachment features
A simplified PC case assembly with a mounted motherboard showcasing the utility of standoffs
安全な導通性、温度上昇の防止、正確な取付け間隔により、プリント基板を取り付けるスペーサーは効果を発揮できます。
Non-self-clinching alternatives for mounting components in a PC case
セルフクリンチングスペーサーは、より安価な代替品もありますが、それらには品質と工程上の問題といったデメリットがあります。

代替ソリューション

PCハウジングの中には、部品点数の削減のため、スペーサーや突起をハウジングに組み込んでいるものがあります。これは大量生産されるアセンブリにはコスト効果が高いかもしれませんが、カスタマイズにはあまり向いていません。カスタム品の場合、それぞれのコンポーネントのために、スペーサーや突起をすべての想定される位置に設けた筐体をいくつも開発するのは合理的ではありません。ファスナーを用いれば、ねじ頭を突出させず組み立てることができるので、ハウジングの外側をフラットな平面に保つことができ、カスタマイズの可能性が広げられます。

一般的な取付方法

製造面では、企業がいくつかのモデルのハウジングを持っている場合、セルフクリンチングスペーサーを使用することで、より柔軟な配置が可能になります。このスペーサーを使用することで、組み立て用ジグの種類や組み立て費用を削減することができ、また製品を新しいデザインに修正するのも簡単です。プリント基板の上に追加の基板や追加部品を間隔を取って配置する時、ブローチ加工および表面実装(SMT)スペーサーを用いれば、これに必要なプレスフィットやはんだ付けのスペースを作り出すことができます。

PEMスペーサーの詳細は、セルフクリンチングについてはSOデータシートまたはSSAデータシート、ブローチングおよびSMTについてはKデータシートをご覧ください。

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